印を押された144000人と白い群れ

印を押された144000人と白い群れ

本文：啓7章(啓14章)

　
印を押された144000人と白い群れは、何を言っているのか。
　これは、神様が腐敗した霊的イスラエルを啓示録6章で審判して終えられて、7章で新しい国(霊的新しいイスラエル)の創造の時、神様の印で印を押され、この時の印を押された者、12支派の144000人を指して言われた約束である。これは、一つの支派に12000人ずつ、12支派、144000人を言ったのである。また、この後、あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、誰にも数え切れぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立って、大声で叫んで、「救いは、御座にある私たちの神にあり、小羊にある(啓7:9－10)。」と言った白い群れである。
　この事件が今日、成し遂げられた事を見たのである。なぜ、信じないのか。

　神様のはんこで印を押されたという事は、どのような事なのか。
　御使いが生きておられる神様のはんこ(印)を持って来たという事は、啓示録10章の開かれた啓示の御言葉を持って来たという事であり、この御言葉が心と思いに刻まれるという事が印を押されるという事である。
　神様も、イエス様も、初めの御言葉(ヨハ1:1、Ⅰヨハ1:1)であり、神様が七つの印で封じた本をイエス様に与えられ、イエス様は封じられた七つの印を全て解かれて、御使いに与える事によって、開かれた啓示の本を御使いが持って来て、印を押す事件があるようになったのである(啓1:1、啓5、10章、啓7章)。だから、神様の印は、神様の御言葉である。この御言葉が各人の心に刻まれた事が、まさに神様が刻まれた事であり、その御言葉が刻まれた事が、神様の印を押された事である。

【ヨハ3:31－34】上から来る方は、すべてのものの上におられ、地から出る者は地に属し、地のことばを話す。天から来る方は、すべてのものの上におられる。32この方は見たこと、また聞いたことをあかしされるが、だれもそのあかしを受け入れない。33そのあかしを受け入れた者は、神は真実であるということに確認の印を押したのである。34神がお遣わしになった方は、神のことばを話される。神が御霊を無限に与えられるからである。

　ゆえに、印を押されたという事は、見て聞いた天のものをあかしする御言葉を聞いて信じる事であり、心に刻む事である。

　啓示録は、天の事件であり(啓12、13、15章)、この天で見て聞いた事と啓示の御言葉で印を押されるのである。ヨハネの福音書3章で見たように、印を押された者と印を押されなかった者の差は、天民と世の人の差となる。
　これを何によってわかるだろうか。これは天の御言葉がある事とない事によってわかる事ができる。神様の約束である啓示録の印を押された12支派は、神様の約束であり、新しい時代、新しい民族と神様の新しい国である。この新しい国は、印を押された者、すなわち、御言葉のある者によって始まる。これを信じる者は、印を押された者となるために、啓示の御言葉がある所を探すだろうし、印を押される事を願うだろう。

　この後にあらゆる国民、部族、民族、国語から出て来る数え切れぬほどの大ぜいの白い群れは、どんな者なのか。
　啓示録6章の腐敗した先天地が終わって、啓示録7章で12支派に印を押す事が終わった後、大勢の白い群れがあらゆる国民、部族、民族、国語から出て来る。彼らは、イエス様の血によって罪が赦された者たちである。啓示録19:11－16の御言葉のように、白い馬に乗った者が白い衣を着ているが、その名前は「神のことば」だと言った。イエス様が初めの御言葉であり、この御言葉の血は、すなわちイエス様の御言葉である。
　イエス様が2千年前に流されたその血は、再臨の時、父の国で食べると言われた御言葉通り、今日、啓示録の神様の国、12支派の時、食べるようになる。啓示録5:9－10で、イエス様の血によってあがなって、神様の国と祭司長にして、啓示録12:10－11で、イエス様の血で竜と戦って勝利し、啓示録7:14に、その血で洗って白い群れになるようにされた。だから、白い群れは、144000人が印を押された後、あかしの御言葉を聞いて信じた者たちである。
　彼らは、各国、各所から経書の統一のために、連合事務室を用意して、イエス様の血の御言葉で罪が洗われて、白い群れとなったので、その数が誰も数え切れぬほどの大ぜいの群れである。数十億万民である。今、見たその通りである。

　この時代には、不信仰の者、魔術を行う者、好んで偽りを行う者、犬どもは、聖なる都、すなわち天国に入れず、地獄に行くだろうし(啓21:8、22:15)、啓示録の預言と啓示録の成就を信じる者たちは、白い群れとして救われるようになる。背教者たち、滅亡者たちは、天国に入れず、地獄に行くだろうが、信じる者は救われて天民となる。

　新しい時代の新しい国の民族を知らせたものが啓示録であり、新しい国の創造を知らせたものが啓示録である。信じる者は、啓示録通り救われるようになる。アーメン。